漢方薬と賢く付き合う 

漢方薬の大体7割は生姜や桂皮(シナモン)が使われています。

また毛細血管を再生させる能力のあるシナモンも「桂皮」といって、よく使われています。

意外と平熱を上げたり、血行を良くして、不調を取るのに使える漢方薬。

もちろん専門医で相談して貰うのが一番です^^

なかなか効くのに時間がかかるといわれる漢方薬ですが、時と場合により素晴らしい効果を発揮しますし、何より血流を良くして体を回復させていくということがとても良いことです。

賢く使って、健康にお役立てください。

○五苓散○

浮腫みをとったり、風邪の時に病院で処方される場合もよくあります。体から余計な水分を取るのでめまいにも効くそうです。

  • 沢瀉:利尿作用
  • 茯苓:利尿作用・鎮静作用・健胃作用・抗めまい作用
  • 蒼朮:健胃作用・利尿作用・発汗作用
  • 猪苓:利尿作用
  • 桂皮:発汗作用・解熱作用・鎮静作用・健胃作用・理気作用

○当帰芍薬散○

血流を良くします。

貧血、精神的な肩こりや手の痺れ、足が攣りやすいなどに効果があります。自律神経失調症◎生理のイライラ、落ち込み◎

  • 当帰(トウキ)
  • 川きゅう(センキュウ)
  • 芍薬(シャクヤク)
  • 蒼朮(ソウジュツ)または白朮(ビャクジュツ)
  • 沢瀉(タクシャ)
  • 茯苓(ブクリョウ)

○桂枝加朮附湯(ケイシカジュツブトウ)○

神経痛やリウマチの痛みを和らげる漢方薬

  • 桂皮(ケイヒ)
  • 芍薬(シャクヤク)
  • 蒼朮(ソウジュツ)
  • 附子(ブシ)
  • 生姜(ショウキョウ)
  • 大棗(タイソウ)
  • 甘草(カンゾウ)

リウマチ関係の漢方薬は桂皮や芍薬が入ったものが多い。

甘草は体の電解質を変えてしまいやすいため、処方したがらない医師も多いので、他にも薬を飲んでいる方は専門医に要相談。

○半夏厚朴湯

自律神経を整えて、体の緊張をほぐす、安眠効果 つわりなどにも効果がある。ストレス◎自律神経失調症〇不眠症◎ メニエル病、パニックなどの不安感や緊張感を和らげる。

・半夏(ハンゲ)

・厚朴(コウボク)

・茯苓(ブクリョウ)

・蘇葉(ソヨウ)

・生姜(ショウキョウ)

こちらの漢方薬は親族の死や一過性にストレスがかかる度合いが高い時に、そのストレスを和らげてくれる作用があります。人生の中で数少ない、そういう一時的に心が弱ってしまうときに、安定剤や精神薬を飲むよりもはるかに穏やかに乗り越えることができるのでオススメです。

不調がない健康な人は

日常にシナモンや生姜の入った飲み物やルイボスティーを取り入れて、血行を良くしたり、毛細血管を再生させるように心がけることをオススメします(*’ω’*)♡♡

私はよくシナモンやカルダモンのたっぷり入ったチャイを作ります。

風邪を引きそうなときは、私の場合は当帰芍薬散や葛根湯を飲んで、熱をわざと37℃超えるようにして免疫力を活性化させたり、湯船に長く浸かって体温が38℃以上の状態をなるべく長くします。

半夏厚朴湯は、猫を看取る時や体調に不安があるときに飲むとリラックスしたり悲しみが少し和らぐので助かっています。

うちのお客さんは親の介護問題が長引いた時に、ストレスで胸が詰まってしまい食事が喉を通らなくなってしまった時に半夏厚朴湯を飲んで、食欲が回復しました。

また漢方専門の調剤薬局で動物にも調剤する所で、癲癇を子猫の時から持病に持っていて毎日たくさんの薬を飲まなくてはいけない猫ちゃんも血流を良くするために桂皮の漢方を処方してもらっているそうです。(現在猫ちゃんは10歳になりました)

また他の方で、お子さんが小さい時に大手術をして大量の麻酔や薬を飲んだ影響か潰瘍性大腸炎になってしまったという方も、漢方薬で沈静化して調子良く付き合っているそうです。(麻酔薬は因果関係がはっきりしないけれど、あとで副作用が出たという話を良く聞きます)

漢方薬も常に飲みすぎているのは良くないですが、要所要所で上手に使っていくのがよいですね^^

実は母も肝炎の薬を長いこと飲んでいて、骨粗しょう症になってしまい、検査入院もしました。

担当の先生も薬害がバリバリに出てしまってとても気の毒がってくれていまして、因果関係がはっきりしない上に、のちのち副作用がいろいろ出てくることは怖いことで、私もなるべく常飲的には薬は飲まずに過ごしていきたいと考えています。

平熱も36℃を超えていて健康な人は、漢方薬云々ではなくて、

いかに美味しくて健康的な食事を採って、血流のよい体つくりをしていくことが大切ですね^^

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