マクロビ、菜食主義、植物性たんぱく質の限界

私が菜食主義の方にはじめての方に直接会ったのは16年位前でした。

主人はマクロビやベジタリアンの講師の方に知り合いが多かったのです。

主人がよく「マクロビやベジタリアンの人はみんな、肌の色が濃くて髪の毛が多いよね~」と言っていたことを覚えています。

それからも何人もお会いしたのですが、完全に野菜しか食べないストイックな方は確かに…肌の色が濃くて髪の毛が多かったのです。しかし、肌に透明感があるような感じではなく、年相応というより少し老けて見える印象でしたので、私たちはとても食いしん坊だったこともあり、あれこれ食べる楽しみを捨ててまで、長生きしたくないと思っていました(^^) しかし出会った中には、「野菜だけ食べて100歳まで生きたい」と言われているベジタリアンの先生もいました。その方は一食にバケツ一杯分のサラダを召し上がるそうです。それでも野菜だけではお腹が空くのでフリーズドライの大根の干したものを召し上がっていました。

あれから10年以上経ちました。

新しい食事法はそれを何十年と食べた実例がないので、どうなるかわからないリスクがあります。

それは今流行りのスーパーフードにも言えることですね。

最近では、医師の方にも

「植物性のたんぱく質だけを採ることで健康寿命が100歳に近く維持することが可能である」と本に書いている先生がみえました。中国の高山地帯に、動物性のたんぱく質を食べなくても元気に暮らす民族がいることがその根拠ということでした。

ちょっと試してみたい気持ちになりましたが、発芽する穀物を日本で入手して大量に食べ続けることは、現実的にとても難しいと感じていました。

とりあえず普段採っている動物性たんぱく質の量を減らして、植物性たんぱく質を沢山摂ってみましたが、たった二週間でたんぱく質不足の傾向を示す血液検査の結果が出てしまい、自分の体感としてこれを続けても意味がないなあという感じでした。

更に、数年前まで熱心にマクロビをしていた友人が最近は意識して沢山肉を食べるようにしていると聞いて、その理由に愕然としたのです。

友人は嗜好品として肉料理を稀に食べていました。今小学生の息子さんがいますが、妊娠中はずっと植物性のたんぱく質しか取らなかったそうなのです。稀にしか肉料理を食べない日々が10年以上続いたのではないでしょうか。

今になって、どう考えても筋肉の発達が遅く、息子さんが「お肉が食べたい」要求が異常に強いので、お肉が足らなかったんだと痛感したのです。子供は自分に必要な栄養素の入った食べ物を欲しがりますからね。

また友人自体も、代謝が落ちてしまって酵素風呂に入っても汗をかかない体質になってしまいました。友人は20代の頃は立っているだけでとても美しく、健康的でした。普通の食生活をしていたら考えれない体質の変化です。今でも骨格がとても綺麗なので、体の基本的なポテンシャルは高いのですが、運動を全くしなくても肉食の人ならついている筋肉がついていないのです。

平熱が下がると免疫力ももちろん下がっていますし、菜食で低体温になり、癌になったという話は良く耳にします。

何千人もデーターを取らなくても、(取れるものなら取りたいですが…)

日本人の体は基本的なことは同じことが言えると思います。

日本人が植物性のたんぱく質だけで筋肉や健康な体を維持するのは難しい。

植物性たんぱく質だけでは筋肉不足になり、体温が下がって免疫力が下がってしまう。

またその菜食の医師の方も実年齢より若くは見えなかったです(‘_’)

最近では植物性のたんぱく質や自然農法で育てた野菜以外の野菜を採りすぎると逆に発がん物質が体内で大量に発生してしまうということが研究でわかってきたようです。

肥料で育てる野菜は肥料に使われる窒素の含量が多くなりすぎるのが原因です。水根栽培のスプラウト類も液体の肥料が使われていますし、葉物野菜には窒素は必要不可欠です。

自然農法は野菜に肥料や農薬を使わないので、一番良いのですが、自分で作らなくてはいけないのでとても手間がかかります。

有機野菜は農薬のかかった野菜よりは体にいいのですが、有機野菜に使っても良い農薬が使われています。減農薬野菜と有機野菜どちらの方がいいのか判別不可能ですね。

農薬の害は表立って公表されていませんが、強すぎる農薬のせいで日本ミツバチが5年以内に絶滅する危機状態です。昆虫自体があまり見かけなくなりましたよね。本当にミツバチが絶滅してしまうとしたら、虫を介した受粉をしている地球上の植物の半数は絶滅する予測もされています。

またそれ以前に、ほぼ全ての葉物野菜には捕食する昆虫や動物に対する防御で毒が含まれています。

シュウ酸やアクと言われるものです。

植物は動物と違って、捕食者から逃げることができないので、体内に毒を生成して蓄えているのです。この毒が特に葉に多く含まれているので、今から30年前までは日本人は野菜の葉は食べる文化はほとんどなく、食べても湯がいて灰汁を抜いてきました

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ちょうど虎ノ門ニュースで武田邦彦先生がわかりやすく解説していらっしゃいました。

イボタ蛾がイボタ(植物)の葉を食べるので、イボタがイボタ蛾に食べられないように葉に痺れる毒を生成するのを、イボタ蛾が無害化する体液を作ってイボタを食べる→イボタが更なる強力な毒を生成する→イボタ蛾が植物の作った毒を無害化する体液を作るというのを、長い歴史の中で永遠と繰り返して、アルデヒドという毒を作る。

アルデヒドは動物にも人間にも毒です。 アルデヒドの他にもいろいろと植物は毒を生成して捕食者から身を守っています。

人間や犬などの雑食の動物はまだ解毒能力が少しはあるが、猫やイタチなど完全肉食動物には強い毒になるため、食べさせたら即死する。(アロマは猫にはほとんど禁忌のものが多いのです。犬に対してもむやみやたらに使わない方がよいでしょう)

漢方は植物の葉の毒を薬効として利用したものです。

また麻酔薬に使われるものの7割位はカエルや虫の毒で作られています。

毒は薬にもなるし、薬は毒ということですね^^

植物の実や根は、葉に比べたら毒がすくないということで、煮物にして日本人は長らく食べてきましたし、発酵食品は発酵させることで毒性を消して栄養を採ってきました。これは世界でも日本が誇る食物の知恵ですね。

結局、今わかっていることは…

●動物の油はとればとるほどよい

●植物の油は食べないほうがいい

●植物のたんぱく質は食べてもいいけど、肉を食べたほうが間違いなく良い

●酵素食を採るなら発酵食品がベスト!!漬物、天然の納豆酵母菌など (長野県が日本の健康寿命ナンバー1)

●野菜は実モノを食べるのが効率的 葉物は嗜好品と考える

野菜を一日350g、30種類食べなくてはいけないというのは、科学的根拠はなく、市場活性化の為に言われてきたことのようです。お肉を食べ過ぎてはいけないだとか、植物の油は健康に良くて、動物の油は悪いというのは刷り込まれたイメージ…。

実際は…体に一番よい無害な油は、牛脂など肉の油です!!!

現代の日本人はたんぱく質が不足している。一日300g位目標にするとよいですね。

肉と一緒に食べることでEXオリーブ油などの毒は中和されるのです。

では私たちは健康のために何を選んで食べたらよいかということですが、

伝統的な和食を基本にすることです。

植物の油はなるべく使わないほうがよいのですが、胡麻油、オリーブ油などがいろいろな文献でも問題はないそうです。オリーブ油は肉食とセットで中和されるので、菜食オンリーの食事には向きません。

また日本人は、日本の風土で育ったDNAを持っているので、昔から食べてきた食材を採らないと、異国の新しい食材では制癌細胞が生成できないことも忘れてはいけないことですね。

女性の体(主に腸)は一日7000個の癌細胞が生まれているのですが、TNFという白血球が作り出す物質が癌細胞が生まれたら3分以内に攻撃して壊してくれる働きがあるのです。

異国の食材や目新しい食材は日本人が食べ続けたデーターがないので、気をつけたいところです。

私は去年から、葉物野菜はスプラウトを食べる位で、実の部分を選ぶようにしていますが、肌の調子は良好で、葉を食べなくなったからシミが増えたとかそういうことありませんね。むしろ日焼けしても以前ほどシミが気にならないですね。

長々と書いてしまいましたが、とりあえず野菜をバケツ一杯食べるわけでもないと思いますので、

コンビニやファミレスなどのご飯より断然、家庭料理の方が体に良いです。

サラダや植物の葉は嗜好品と認識して頂いて、楽しくお料理して頂いたらよいと思います^^

ベースの植物油は太白胡麻油やEXオリーブ油を使って貰ったら問題ありません。

荏胡麻油は今、自宅で検証しております。

(サッチャインオイルとアマニは食べた瞬間に肌に吹き出物ができたので、アクが多く含まれるように体感しております。また窒素で新鮮さをキープしてある生クルミも、食べた瞬間に吹き出物が出ました。窒素の取り過ぎには気をつけたいです)

毒は薬にもなるので、

癌になった人の場合、大量に菜食をして、有害物質をデトックスするゲルソン療法というのも存在します。短期的に菜食にして癌をデトックスする効果はあります。しかしデトックスするのは有害物質だけでなく、必要なミネラルも排出するので、今健康な人が長期間菜食だけするというのは免疫力を下げたり、骨粗鬆症になります。週末断食をする程度なら胃腸を休めれるので良いと思います^^

私だったら、菜食で闘病よりはリンパドレナージュと全身の温熱療法で免疫力をあげる選択をしますね。

楽しく幸せを感じて生きることも免疫力をあげます♡(º∨º  )

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