痛み止め(鎮痛剤)の害

若い頃、私が整体の勉強を始めた頃に、

肩こりや頭痛を鎮痛剤や弛緩剤を使って痛みを止めようとしたらどうなるか…

実験したわけです。

結果は「肩や頭のこりや強固なものになり、いくら休んでもこりが取れなくなってしまい、頭痛はより酷い頭痛が慢性化する」ということになってしまったのです。

鎮痛剤の副作用として、自律神経の交感神経を緊張させる働きがあります。交感神経が緊張すると、肩こり、頭痛、不眠、腰痛、便秘、歯槽膿漏などが起こり、緊張状態が続くので体が休むことができず、体内の細胞の修復をしている免疫力をブロックしてしまうことになります。

本来は自分の体が、体の悪いところを修復して回復させているのですが、それができないと、体調はより悪い状況へ悪化していくわけです。

消炎剤も同じことが言えます。

西洋医学では体の悪いところを一部分ずつ対処していくわけですが、体は繋がっているため、根本的な解決にはならないのです。

私もこの経験から、薬はなるべく飲まないようになりました。それでとても体の調子が良くなり、頭痛や肩こりを感じる機会も激減したのです。

しかし、最近…歯医者さんで虫歯ではないのに、歯が痛むので鎮痛剤(ポンタールとフロモックス)と消炎剤を処方され、安易にそれを飲んでしまったのです。ずっと調子が良かったので、調子に乗って油断していました。

(ちなみにこのとき、歯が痛かったのは腱鞘炎とおやつの大好きなチョコレートが関係していることを私は自覚していたのですが、忙しかった事もありともかく嗜好品を食べたいがために鎮痛剤に手を伸ばしてしまったのでした…。結局、チョコレートを我慢するのが唯一の解決法となりました)

久しぶりに連続して飲んだ鎮痛剤の副作用で、私の頭蓋骨の周りの筋肉が全部ギチギチと締まってしまい、頭痛と首の痛みと耳鳴り、耳の閉そく感が出現しましたが、筆舌に近い位締まり、いろいろな療術を施して快適な状態に戻るのに1週間もかかってしまいました( ゚Д゚)

メニエル病を私は自分で回復させて、ひどいめまいが再び起こることはないと思っていましたが、鎮痛剤の副作用で頭と肩の緊張が極限状態になったときはとても不安になりました(なんとか発作は起こらずにすみましたが、一瞬ぐらんと揺れました)。

鈍感な人は感じない人もいます。

しかしうちの母がそういうタイプなのですが、そういうをタイプの人は内臓にもダメージを負ってしまい、のちのち肝臓や腎臓にダメージがあることを実感ないまま知ることになる人が多いです。薬を分解するのにも肝臓に負担がかかりますからね。

歳を取って、鎮痛剤だけでなんとか騙し騙しやってきた人などは、晩年に何をしても体がしんどいけどもう軽い運動もできないということになりがちなので気をつけてくださいね。

結局、良い血液を作り、血行を良くして体温を上げて、自然免疫力で体を修復することが

一番快適に生涯過ごせることになります。

今、「頭痛が酷いし痛みが激しすぎて吐いてしまう」様な人は、

●頭と肩の緊張を取る

●お風呂にしっかり浸かる(最近は42℃のお風呂に10分入って、免疫力を上がるほうがお風呂の入り方としては効果的なのが分かった。老人や体調が悪い人は40℃のぬるま湯で30分以上入る。若い人であれば、体調が良くなってきたら42℃の方に切り替えるとよい)

●梅雨の季節や生理で痛む人はむくみをとること

が重要です。

頭痛や片頭痛にもスローランニングは効果があります。

スローランニングができる状態で生涯いれば、生涯元気に過ごすことができるので80歳過ぎてもスローランニングができる状態を維持してください。

スローランニングの狙い

早歩き位の速さで、走ることにより、効率よく全身の血流を流すのに効果的です。週に3~4回、30分くらい途中早歩きも混ぜていいので走りましょう。ただ早歩きするのとは全く違う効果があります。

徐々に薬の量を減らしていき、ゆくゆくは薬を飲まずに過ごせるようにしていくと良いでしょう。

漢方薬に痛み止めのものもありますので、

桂枝茯苓丸などオススメです。
この漢方薬は生理痛に有効とされてますが、リウマチの痛みの緩和にも使われています。

桂皮茯苓丸の桂皮はシナモンです。シナモンは毛細血管を再生する働きがありますし、むくみも取りますから片頭痛系の痛みに特に合うでしょうね。

体に合う漢方薬かどうかは、飲んでみて美味しいだとか心地よく感じるかなどで判断します。

余談ですが、痛み止めでよく使われるロキソニンは副作用で湿疹が出るケースがかなり多いです。ロキソニンを飲んだ直後に出るとも限らないものなので、原因不明で湿疹が出るような方は疑ったほうがいいと思います。私が痛み止めを貰った歯医者さんも「どうして認可されているのか、あれはわからない」と言われていました。

ちなみに私、自身もロキソニンで飛び火のような水泡が手の指全部に出て増えていき、藤田保健衛生大学の皮膚科で精査して貰ったことがあります。あの時は痒くて眠れずに大変でした。

また痛み止めにかかわらず、アレルギー剤などの中枢神経に作用するものは、良くないです。製薬会社でそれを作っている友人でさえ、飲むのは気が進まないと言っておりました( ゚Д゚)

中枢神経とは 脳と脊髄に集中している神経細胞

結局アレルギーが出やすい体であることを続けていると、新たなアレルギーが出てきてイタチごっこにもなりやすいですしね。

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